内藤大助物語〜いじめられっ子のチャンピオンベルト〜

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  • 1988年。大助は、校舎裏でバケツの水の中に頭を突っ込…1988年。大助は、校舎裏でバケツの水の中に頭を突っ込まれるなど、様々ないじめに遭っていた。いじめっ子軍団のリーダー・直哉につけられたあだ名はボンビー。大助は家に帰ると、隙間風が入る部屋の中で布団を被って、毎日すすり泣いていた。高校を卒業しても定職に就かずに家で寝転がる大助を見るに見かねた母・道子は、大助を東京に住んでいる大助の兄・道孝の元へと追い出してしまう。東京で新しい生活を始めた大助の前に、突然、直哉が現れる。大助の膝頭は、またガタガタと震えるのだった。直哉が東京にいるとわかった大助は、暗い気持ちで夜の街を歩いていると、「宮田ボクシングジム」の看板が目に入ってきた。ジムの中を覗いた大助は、リング上で激しく殴りあう男たちの凄まじさに思わず目を見張る。戸口に立っていた宮田会長にすすめられ、大助はグローブをつけてリングに上がることになった。相手の一発で崩れ落ちてしまった大助だったが、リングに大の字になりながら「俺、強くなれますか?」と、宮田会長に含み笑いを浮かべるのだった。プロのボクサーを目指し始めた大助は、いじめに遭っている小学生・健太と知り合う。健太のことが気になる大助は、いつまでたっても弱虫のいじめられっ子のままの自分と決別して強くなること、絶対プロテストに合格することを宣言し、「だからお前も負けるな!」と健太を抱きしめるのだった。約束通り、プロテストに見事合格を果たした大助は、あらためて苦労をかけてきた道子を心から喜ばせてあげたい、親孝行しようと誓うのだった。大助がトレーニングに一生懸命に励み始めていた頃、歩美がストレス解消のために宮田ジムに入ってきた。歩美を一目で気に入った大助は、いろんなアプローチを仕掛け…。一方、デビュー戦から連勝街道の大助は、少しうぬぼれ始めてしまう。そんな時、東日本新人王トーナメントを順調に勝ち進む大助は、観客席に直哉の姿を見つける!試合中にもかかわらず、再び膝頭が震え始める大助だった…。

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